愛鍵
「で?何で学校に来ないわけ?」
「あたし達が恐いから~って偽善者ぶってるんでしょ」
「少しはましになったかと思ったのに、キモイのは変わらないね」
あたしは壁に投げつけられて、蹴られた
そして殴られた
痛みってのは、どんなに時がたっても慣れない
人通りが少なく、通ったとしても、誰もが無視をする
本当に笑えてくる
こんなにも世界は狂ってる
「何笑ってんだよ!!」
殴られそうになった時、近くから車の音がした
その車の音はどんどんこっちに近づいて来た