愛鍵


「で?何で学校に来ないわけ?」

「あたし達が恐いから~って偽善者ぶってるんでしょ」

「少しはましになったかと思ったのに、キモイのは変わらないね」



あたしは壁に投げつけられて、蹴られた

そして殴られた


痛みってのは、どんなに時がたっても慣れない


人通りが少なく、通ったとしても、誰もが無視をする


本当に笑えてくる

こんなにも世界は狂ってる


「何笑ってんだよ!!」


殴られそうになった時、近くから車の音がした

その車の音はどんどんこっちに近づいて来た

< 6 / 8 >

この作品をシェア

pagetop