甘い××の、その後に。 love you,baby☆
「ゴロゴロ再びー!」
満腹になったところで、ピンク色のじゅうたんの上で転げ回ってみる。
落ち葉のような柔らかさはないけれど、
ほんのり薫るピンクの花びらは、その色と同じくらい、優しくあたしを彩った。
「そのうち同化しちまうぞー。桜色に」
花びらまみれのあたしを眺めて、後ろ手をついて座ったままのハル兄が苦笑する。
「ハル兄はやらないのー?」
ゴロゴロゴロ……。
側らまで転げてからうつぶせで見上げると、青空をバックにしたハル兄はくすくすと笑った。