甘い××の、その後に。 love you,baby☆
ハル兄宅に車を置いて、おばさんにちょっとだけ挨拶をして、そのまま駅に向う。
「新幹線、止まっちゃえばいいのにね」
「次はもっと長い時間一緒にいれるようにするから」
「うん……」
無理して時間を作ってくれたうえ、
それを全部あたしのために使ってくれたハル兄に、わがままなんて言えない。
「次はあたしが会いに行くね」
「待ってるぞー」
「うん、待ってて!」
暗い顔を追いやって、元気に笑ったあたしは、ハル兄の腕に絡みついた。