甘い××の、その後に。 love you,baby☆
「カワイイなー。オレ、好きだよ、眞緒ちゃんのこと。彼氏とうまくいかなくなったらいつでもお相手するから。考えといて」
なんて言って。
あっけにとられているあたしの鼻先をつまんだ先輩は、
「到着ー」
つないでいた手をさりげなく離して、みんなの輪の中に戻っていった。
おかげで、何も言い返すことはできなかったけど。
先輩狙いの女子たちから鋭い視線を投げられることもなく済んだ。
手をつないだままゴールしていたら、たくさんの敵を作ってたかもしれない。