甘い××の、その後に。 love you,baby☆
「夏休み中はオレ、ちょこちょこここに来るし。呼んでくれればいつでも付き合うから」
「あ、えっと」
「たっぷり教えてあげるよ。ボード。ご希望なら、他のことも」
「……他のこと?」
「すぐにピンとこないところもカワイイよな」
「?」
ははっと笑う先輩をきょとんと見上げる。
そんなあたしの頭をぽんぽんと撫でてから、先輩は手を振って海に戻っていった。
「……他のことって……え?」
ようやく気づいて、ほっぺが熱くなる。
始まったばかりの夏は、
こうしてあたしと村瀬先輩の距離をちょっぴり縮めた。