甘い××の、その後に。 love you,baby☆


たしなめられて、しゅん……と顔を伏せる。



「そーだよね……」



……そうなんだけどさ。



「あ~あ……」



ため息を漏らしたあたしの右手に、ハル兄の手のひらが重なった。



「こっちに戻って来れる時間、なるべく作るようにするから」


「……うん」


「それに今夜は、たぶん、朝まで一緒にいれるぞ?」


「?」


「だからそう落ち込むな。な?」


「うん? うん」



首をかしげるあたしの顔に、ハル兄はもう一度ほほ笑んだ。



にぎった手に、きゅっとチカラを込めて。


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