甘い××の、その後に。 love you,baby☆
ふいに寂しさが込み上げてきて、誰か知っている人の顔が見たくなった。
「……そうだ、オネエ」
今ごろはもう、盛り上がってるところかな。
渡された番号を眺めて、少し躊躇したけど、おもいきってかけてみることにした。
『もしもし? 誰?』
「あたし。眞緒、ですけど」
『ああ、アンタ。何? まだたどり着けてないの? どんだけ迷ってたのよ』
「ううん。違うんだ。あのね……」
事の成り行きを説明すると、電話の向こうのオネエはふーっと息を吐き出した。