甘い××の、その後に。 love you,baby☆
「け、蹴っ飛ばすんですか、唯衣さん」
「一緒に寝てるとたまに。パンチなんてしょっちゅう」
「そ、そうですか」
相当寝相が悪いらしい……。
てか、「一緒に寝てると、しょっちゅう」って。
そこに反応してしまって、またまたうらやましくなる。
あたしとハル兄が朝まで一緒にいられたことって……まだ2回しかないから。
それも、たまたま出来たお泊りでしかない。
「それじゃ、これで」
隣のハル兄が頭を下げた。
あたしもつられて、ぺこりとおじぎをする。
軽く手を振る流川さんにサヨナラを告げて、あたしとハル兄は、家路についた。