甘い××の、その後に。 love you,baby☆
外に出てから、ハル兄が発した言葉は今のが最初。
ちらっと見上げた横顔は無表情で。
「……」
なんて声をかけていいのか分からない。
でもやっぱり、この沈黙がイヤで。
あたしは思い切って口を開いた。
「ハル兄……怒ってる?」
「別に」
「じゃあ……どうして黙ってるの?」
「……」
あたしを見下ろして少し押し黙ったハル兄は、ゆっくり口を開いた。
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