甘い××の、その後に。 love you,baby☆
ページをめくる音と、ペンが走る音。
そして、秒針だけが静かに聞こえる。
(ハル兄……)
こんな時間から机に向かう背中を見つめていると、じわじわと涙が込み上げてきた。
本当は、「ごめんね」って言いたい。
お仕事、大変にしちゃってごめんねって。
だけど、
かまってほしいっていう気持ちが強いから、何も言えない。
なかなか寝付けないベッドの上で、
枕に顔を押し付けたあたしは、気づかれないようにそっと涙をぬぐった。