甘い××の、その後に。 love you,baby☆
――ドキン…として、そっと横顔を見上げる。
先輩は、そんなあたしを優しいまなざしで見下ろしていた。
「ね、眞緒ちゃん」
「……はい?」
「あの時さ、中途半端になっちゃってたよね」
「……あの時?」
「うん、ほら、海で花火やったとき」
「あ……」
先輩が言おうとしていることに気づいたあたしの頬に、ほんのり熱が込み上げる。
思わずうつむくと、先輩は繋いでいた手をきゅっと握り直した。