甘い××の、その後に。 love you,baby☆


「で、先輩。眞緒ちゃんのことなんですけど」



改まった口調で、先輩はハル兄に向き直った。



「今夜、眞緒ちゃんのこと借りようと思ってたんですけど……いや、もらっちゃおうかと思ってたんですけど、オレ」



先輩の言葉に、ハル兄の眉根が寄った。



「先輩ってほら、昔からあんまり感情を表に出さない人だったじゃないですか。


冷静でしっかりしてるって言えば聞こえはいいかもしれないけど。


生徒会室に押しかけてくる女の子に対しても曖昧っていうか、そのせいで勘違いしちゃう子もいたり」



「……そうだったか?」

< 363 / 500 >

この作品をシェア

pagetop