甘い××の、その後に。 love you,baby☆
「で、話を戻しますけど。オレ、眞緒ちゃんのことが好きで。
ハルさんの気持ちがあの時みたいに曖昧なら……オレがもらってもいいですよね?」
腕を組むハル兄に対して、村瀬先輩も防御態勢を取るように腕を組む。
「合宿の後も今日も、眞緒ちゃんずっと寂しそうに塞いでいたんですよ?
ま、オレと遊んでる時は笑顔を見せてくれたりもしたけど」
「……お前と遊んでた?」
「あれ? 聞いてないですか? だよなー、全然連絡しないんじゃ知りませんよねー」
おどけた感じで先輩が笑う。
「あ、あの、先輩、」
あたしは、ハラハラとドキドキが入り混じった声でおろおろ。
先輩が、どこまで喋っちゃうんだろうと思って気が気でない。