甘い××の、その後に。 love you,baby☆
「オレとの方が、眞緒ちゃん、楽しんでくれると思うんですけど。
オレがボードの先生をしてる時も、一緒に花火をしてる時も、すげー楽しそうにめっちゃ可愛い顔で笑ってたし」
「……」
「好きな子の寂しい顔、見るのイヤなんです。オレ」
「……」
「いいですよね? 引き受けても」
「……いいわけないだろ」
「えー? ずっと放っておいたのに?」
「とにかく、ダメだ」
そう言って組んでいた腕を解いたハル兄は、
「……きゃっ……」
あたしの腕をぐいっと引いて、先輩から遠ざけた。