甘い××の、その後に。 love you,baby☆


「お前がちゃんとした奴っていうのは同じ生徒会の時で分かってるけど、今後みょうな手出しをしたら許さないからな。
サークルの集まりでも1メートル以内の進入禁止」


「……マジっすか」



大げさに肩を落としてみせた先輩は、すぐにふっと笑った。



「でも先輩、ボードは教えられないじゃないですか」


「それは……お前がオレに教えろよ。そしたらオレが眞緒に教える」


「ええー? 回りくどい。てか先輩、遠いし」



……確かに、なんて。


子どもみたいなことを言っているハル兄を見上げると、


むすっとしたハル兄は、



「てかお前、来年は卒業だろ? 眞緒に教えるのはこの夏で終了。もう秋だし本気で終了」


「あ、そっか。ちぇ、残念」



ぽりぽり。


頭をかいて息を吐く先輩。

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