甘い××の、その後に。 love you,baby☆
「ね、ハル兄ってば……」
「お前さ、なんでいつも肝心な時に電話に出ないんだよ」
「……へ?」
「電話したんだぞ、さっき」
「で……電話? ……くれたの?」
「ああ」
ぶっきらぼうに返事をすると、眞緒はうつむいて黙った。
「待ち合わせしてる時も、オネエの誕生日の時も、連絡つけたい時に限っていつも出ないだろ」
「……ごめん。バイブにしてるから気づかないことが多くて……。今日は、置いてきちゃったみたいで……」