甘い××の、その後に。 love you,baby☆


「あの……ハル兄……?」



突然料理をし出したオレのことも不思議なんだろう。


理解に苦しむと言った表情で、おろおろするばかりだ。



そんな姿に、自分の口端がわずかに持ち上がるのが分かった。



「あのね、おばさんに頼まれてね、あたしの誕生日プレゼントを持っていかなきゃいけないんだけど……」



……ホント単純だよなぁ、お前。



どこの誰が、忘れたプレゼントを本気で誕生日の本人に取りに行かせるんだよ。

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