甘い××の、その後に。 love you,baby☆


「ま、毎日、こうして眠れたら……シアワセなんだろうね」



照れながら声に出すと、



「寂しい思いさせて、ごめんな」



ハル兄は、困った顔でほほ笑んだ。



それに「ううん」と首を振って、笑ってみせる。



「あたしも……会いに行くからね」


「うん」


「あのね、あたしね、ハンバーガー店でバイト始めたんだ。なるべくハル兄に会えるようにしたいって思って」


「うん」


「東京に行ったら……また、こうやって一緒に眠ってくれる?」



小さな声でたずねると、



「ん」



陽だまりみたいな柔らかさでほほ笑んだハル兄は、



「その時は……この続きもしちまうかもしれないからな?」



そう言って、あたしの唇に、長いキスを落とした。












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