甘い××の、その後に。 love you,baby☆


「……ありがとう、ハル兄……」


「眞緒……」


「すごく嬉しくて。何にも話せなくなっちゃった」



……何だよ。


お前、泣いてたのか。



「ありがとう……」



そう繰り返す眞緒の腰をつかんで、正面に向き直らせた。



「ぐすぐす……じゅる……」


「泣き虫だよなぁ、眞緒は」


「そんなんじゃ、ないもん。ハル兄が、悪いんだよ。こんな嬉しいこと……するから」


「あ、オレのせいにすんのか?」


「だって、ハル兄のせいだもん」


「そういうこと言うと、こうだぞ?」



近くにあったティッシュを引っ張り出して、眞緒の鼻先にぐりぐり押しつける。

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