甘い××の、その後に。 love you,baby☆


「はい、取れた」


「あ、ありがとうございます」


「駅に向ってたってことは、帰るの?」


「あ、はい。え~っと、すみません。今日はこれで帰ります」


「名前、教えてくれる?」


「? 駅のですか?」


「ぶっ。違うよ。君の」


「あ。ああ、川口眞緒、と申します」


「眞緒ちゃんか」



「面白い子だなあ」と目尻を下げた先輩は、顔を傾けて、あたしの顔をのぞき込んできた。

< 64 / 500 >

この作品をシェア

pagetop