甘い××の、その後に。 love you,baby☆
「おーい、そろそろ中に入ってもらいなさい」
奥からハル兄パパの声が聞こえてきた。
おかーさんたちは、あたしとハル兄を残して、きゃいきゃいと奥に進んでいく。
「ったく。やりやすいんだか、やりにくいんだか」
その後ろ姿に苦笑いしたハル兄は、あたしを見下ろして肩をすくめた。
「ひさしぶりだな、眞緒」
「う、うんっ」
「相変わらずちっこいな」
「なに、それっ」
「あはは」
――ぽんぽん。
身長を測るみたいにして、あたしの頭に手を置くハル兄。