甘い××の、その後に。 love you,baby☆
「よし、到着」
「わーい♪」
「ホントにここでいいのか?」
「うん! ここがいい」
着いたのは、県民の森。
あたしが受験生だった頃、体育の授業としてハル兄が息抜きに連れてきてくれた場所だ。
「何でまたここなんだか」
「だって。ハル兄が最初に連れてきてくれたところだもん」
あの時、お日さまの下で一緒にお昼寝をして。
ハル兄に恋するきっかけになった、思い出の場所だから。
もう一回、ふたりで来たかったんだ。