気がつけば愛でした
社長のお母さんかぁ。
どんな方なんだろう…。
社長の顔立ちからして相当美人なんだろうな。
そんなことをボンヤリ考えていると…
「何アホ面してんの?」
「た、高柳さん!」
いつの間にか給湯室に入ってきていた高柳が隣にたっていた。
「どうしたんですか!?」
ここは秘書課の給湯室だ。
静奈が驚いていると、呆れ顔の高柳が時計を見ながらため息をついた。
「夜、飯食いに行きたいったのは静奈だろ。さては忘れてたな?」
「そんなことは…!」