気がつけば愛でした
今何と!?
高柳はいつもの意地悪な笑顔で静奈を見ている。
「高柳さん…それは…」
「何?出来ない?」
「だって…誰か来たら…」
真っ赤になって俯く静奈に屈んで顔を近づける。
「秘書課、もうみんな帰ったよ」
「っ…」
低い声で耳元で囁かれる
もう、完全に高柳のペースである。
本当に付き合いだしてもこういう意地悪なところは変わらない。
「ほら、早く」
「っ…もう…」
顔を真っ赤にしながらも、静奈が断りきれるわけもなく…。
屈んでくれている高柳の腕を掴み、一歩近づいた