気がつけば愛でした
「本当に大丈夫?」
「律…」
高柳はソッ静奈に顔を近づける。
「2日ぶりだけど、俺はもう静奈不足なんだけど」
悪戯っ子のような瞳で静奈を見つめる高柳に赤くなってしまう。
「私だって…本当は…」
「本当は?」
高柳の親指が静奈の唇に触れる。
それだけでドキドキして言葉が続かない。
誰か来るかもしれない2人っきりのこの空間が気持ちを煽る。
「俺に会いたかった?」
「会いたかったよ、凄く…っ…」
最後の言葉を奪われるようにキスをされる。
初めは軽いキスなのに、少しずつ深さを増してくる。