恋涙
その写真は高校の卒業式の日に撮った写真だった。
嬉しそうに微笑む写真の中の私は、確かに「卒業証書授与式」と書かれたプログラムらしき紙を持っている。
そっか・・・高校、卒業したんだ。
隣に写ってる女の子とは大学に入学してからも連絡取ってたのかな・・・。
何も思い出せない。分からない。
怖くて、怖くて・・胸が張り裂ける思いだった。
何を覚えていないのかも分からない。
それが怖かった。
悲しかった。
ベッドの中で思いきり泣いた。
吐くまで泣いた。
自分の病気を、運命を恨んだ。
窓の外は暗闇。
もう、明日は来ないんじゃないか・・・太陽は昇らないんじゃないか・・・そんなことを考えた。
嬉しそうに微笑む写真の中の私は、確かに「卒業証書授与式」と書かれたプログラムらしき紙を持っている。
そっか・・・高校、卒業したんだ。
隣に写ってる女の子とは大学に入学してからも連絡取ってたのかな・・・。
何も思い出せない。分からない。
怖くて、怖くて・・胸が張り裂ける思いだった。
何を覚えていないのかも分からない。
それが怖かった。
悲しかった。
ベッドの中で思いきり泣いた。
吐くまで泣いた。
自分の病気を、運命を恨んだ。
窓の外は暗闇。
もう、明日は来ないんじゃないか・・・太陽は昇らないんじゃないか・・・そんなことを考えた。