恋涙

夏休みも終盤にさしかかった頃、私は志願書の書き方がよくわからなくて先生にメールをすることにした。



初めて先生にメールをしたのがこのとき。


「志願書の書き方が分からないので行ってもいいですか?」


ってメールした。



先生は「明日から学校には来てるからいいよ。」って言ってくれたけど、私は実力試験前なので学校が始まってからでもいいです、とメールを返した。





そして始業式当日。


試験も終わって、私は先生のところに行った。



志願書だけじゃなくて、志望理由も先生は「もっとよくしてあげたい。」と言って、最終確認をしていた。



私もその横で長い髪を一つにまとめて先生に言われたとおりに志願書を書いてた。




すべてが完成したのはもうすでに夜の八時過ぎ。






「やっと完成したぁ!先生、ありがとう!」


「どういたしまして。あとは志望理由書、必ず二枚コピー取っておくんだぞ。」


「わかりました。あとは担任の先生にも志望理由書を見せて帰ります。」


「外、だいぶ暗いけど大丈夫か?」


「平気だよ。駅まで自転車だし。」


「そっか。気をつけて帰れよ!」





このあと、私は担任の先生に出来上がった志望理由書を見せて帰ることにした。



< 200 / 366 >

この作品をシェア

pagetop