恋涙

次の日のお昼頃、試験の結果が速達で届いた。


結果は・・一次試験合格。


二次試験の案内が同封されていた。


先生にメールをしようかと思ったけど、出張なのかどうかも分からないし、なんとなく今はメールできないって思ってやめた。




期末試験中、先生は本当に学校には来ていなかった。



先生に結果を報告することができたのは、試験結果が届いてから九日後だった。




その日はなんとなく体調が悪くて、また咳が止まらない状態になってた。



放課後に知紘と先生のところに行って通知を見せた。


「おっ!やったな!」


先生は通知を見て喜んでくれた。



知紘と顔を見合せて笑った。



そんなとき、私は急に咳が止まらなくなって急いでPC準備室を出た。



その日は知紘と一緒に駅まで帰った。




「先生心配してたよ。」


知紘が自転車を押しながら私に言う。


「え・・?」


「なんかずいぶん咳が出るって。また一人で抱え込んでストレスためてるんじゃないかって言ってた。」




私は「大丈夫だよ。きっとまた喘息だよ。」と知紘に言った。













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