恋涙
私は、5歳の頃から歩いてはいけない道をたどっていたのかもしれない。
それでも、この人生をもう一度やり直すとしても、また同じ道でいい。
たとえ「さよなら」が待っていたとしても、この道をもう一度歩いてみたい。
思えばたくさん涙を流して
たくさん傷ついて
たくさん愛した。
もう会えない人だったり、どこかでまた会えるかもしれない人だったり・・・
人には大切な人がたくさんいる。
そして、これから先の人生を生きていく中で、また私も大切な人を見つけるんだろう。
だけど一生忘れないだけの想いを胸に刻んで、今度は別の道を自分の足で歩いていこう。
私が歩いた道には、しっかりと足跡がのこっている。
その足跡ひとつひとつに溢れんばかりの想いがあって、きっとそのひとつひとつを振り返っていたら前には進めない。
だから、大切な一歩・・・その足跡だけをいつまでも忘れない人間でありたい。
そしてその強さをいつかは大きな夢に変えることができるように・・・
明日は誰にでも来るわけじゃない。
明日、大切な人との別れがあるかもしれない。
だからこそ、その一歩はかけがえのない奇跡になるんだ。
~fin~