恋涙

結稀の告白にどうしていいのか分からなかった。



私は何分経ってもその告白に返す言葉がなかった。




幼なじみという関係が崩れたと思った。








「別に今すぐ絢香の考えを聞きたいわけじゃないから。今度こっち来たときにでも聞かせて。」





そう言って結稀は公園を出て行った。










その日の夜はなかなか眠ることが出来なかった。



色々な宿題を残しながら私は宮城に帰省した。






そのあとすぐに、樹里がフラれたことを咲から聞いた。
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