恋涙


「もしもし・・・何そんなに急いでるの?(笑)」




「いや、いつ電話くるのか分からんだったから・・・いつ茨城に来るの?」




「来てるよ、もう。」



四ヶ月ぶりの会話。



この期間、お互い連絡を避けていたと思う。





「え!?いつ来たの?俺全然知らんだったけ・・・。」




「色んなこと考えてたら連絡できなかった。明日、話したいことがあるの。」




「あぁ、昼間は部活だけぇ、夕方でもいいか?」




「分かった。適当に待ってる。」



どこにいればいいかは場所を言わなくても分かる。



いつもの場所。



いつもの公園。



私の決断が迫っていた。
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