恋涙
次の日の夕方、早めに夕食を食べて私は公園に向かった。
珍しく私の方が早く、ベンチに座って待つことにした。
冬の空は星がキレイ。
いつも結稀はここで私を待ってたのかな?
初めて会ったときだってこの公園に先にいたのは結稀だった。
そんなことを考えているうちに結稀が公園にやってきた。
ジャージ姿で、ちょっとしたマフラーを巻いて。
少し身長が伸びていて、大人っぽくなっていた。
私を呼ぶ声もいつの間にか低くなっていた。