転入生な彼女


「ゲッ!ホスト・・・」


「・・・転入生を連れてきたから、今のは聞かなかったことにしてやる。もう時間だ、さっさと行け。チビ」


「うっ・・・お前が、規格外にデケェだけだろぉがっ!」



ホストが本職だと思われる先生は、ホストと呼ばれるのが嫌らしい


碧は背が小さいのが、コンプレックスなのか・・・


確かに、ヒールを履いたら抜かしてしまいそうだな



「いつか抜かすからなっ!」



碧は去っていく



「ホスト教師がぁっ!!」



捨て台詞を忘れずに



「・・・殺す」


「先生、生徒に向かってそれはないと思いますが」


「真面目ちゃんか?お前」


「そんな事ないと思いますけど?」



先生は、一度あたしを見るとそのまま歩きだした


ついて来いって、事?


まぁ、とりあえず後ろについて行く



「教室は4階にあっから」


「そうですか」


「クラスは、この前も言った通り3-4だ」


「わかってます」


「・・・教科書類は、HRの後に渡すからな」


「わかりました」



先生の言葉に答えていれば


先生の足が急に止まった


< 5 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop