時を駆けた夏 ~また、君に恋をする~



夏は、あまり好きではなかった。



「…によって、ここは…」



暑いし、虫いるし、何する気も起きないし。




とにかく、だるい。





…自分の生まれた季節で、



自分の名前でも――あるんだけどね。






< 2 / 68 >

この作品をシェア

pagetop