時を駆けた夏 ~また、君に恋をする~




「やっと、帰れるよー」



鞄を肩にかけながら、ふうっと息を吐く。


長かったよ…すごく。



「最近暑くなってきたから、尚疲れるよね」



そんな私に言葉を返しながら、葉月はタオルで汗を拭っていた。







< 34 / 68 >

この作品をシェア

pagetop