時を駆けた夏 ~また、君に恋をする~




「…そんなに、意外?」



首を少し傾けて問いかける葉月に、私は興奮気味に言った。



「い、意外! 超意外!! 葉月は、輝が好きなのかと思ってた!」


「輝かぁ~…」


「うーん。そっか~ 葉月が哉太ねぇ…。よし、応援したげるから!」


「あ、ありがと」




ポン、と肩に手を乗せて笑いかけると、葉月も少し恥ずかしそうに笑った。






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