時を駆けた夏 ~また、君に恋をする~



消えかかっている青い光越しに、紅い夕陽と、ほんのちょっとだけ暗くなり始めた空に、見慣れた景色が見えて、目を見開く。



――あれ、ここって…



全ての光が消え去り、はっきりと周りが見えるようになって、やっぱりここは…と思った。



――この道は、私がいつも通っている道だ。




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