時を駆けた夏 ~また、君に恋をする~



もう、私の家も見えるし、葉月の家も、輝の家も見える。


…お、かしいよね…。何で?



私、学校にいたはず、なのに。



なのに、何でここに…いるんだ?



水筒もちゃんと持ってるし…、嘘、何で?



――固く握ってある右手を開くと、そこには…あの、教室で拾った青いビー玉。



…ここから、青い光が出て、それで鳥を見て――


――一体、あの光は……




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