時を駆けた夏 ~また、君に恋をする~



――ピピピピッ ピピピピッ



「夏――!! 起きなさいって言ってるでしょ! 遅刻よ、ち・こ・く!!」


耳元で鳴り響く目覚まし時計と、お母さんの声+フライパンを叩くガァングワァンという鈍い音で、眠い目をこすりながら起き上った。



あぁ、暑いと思ったら、冷房切られてたんだ。




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