時を駆けた夏 ~また、君に恋をする~



「いってきまーふ!」


パンをくわえたまま家を飛び出した私を、太陽が容赦なく照りつけてくる。


「あっつ…」


空は真っ青、綺麗な青空が広がっていた。


今日、朝練休みで良かった。こんな暑い日に朝っぱらからテニスなんて嫌すぎる。


――そんなことを思って走りながら、昨日の事を思い出した。


…あれは…何だったんだろう。




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