「愛」 -レンタル彼氏-【完結】
なんつーか。
クールと言うか。
「千里も変なおっさんに話しかけられたのー?」
「変なおっさん……、ああ、西園寺さん?」
「さいおんじって読むの?あれ。俺、にしえんてらだと思ってた」
「………」
吏紀の知能指数は低いらしい。
短い間にそれだけはわかった。
だから、誠が話に耳を傾けないのかもしれない。
「吏紀って、本当にバカー。普通そう読まないだろー」
聖は腹を抱えて笑っている。
そんな聖に何ー!?と言って吏紀は怒っていた。
…騒々しい奴ら。
早く仕事の話聞いて、それからバイト向かいてえんだけど。
そういや、さっき俺を部屋に案内したぽっちゃりした男の姿が見えない。
どこ行ったんだ。
そんな疑問を持ってから、五分ほどした後。
あの男が部屋に入ってきた。
「お待たせしました。社長の元へ案内します」
そいつの顔は心なしか、強張っていた。
何でだ、社長って西園寺だろ?
確かに危ない感じはするけど、そこへ案内するだけでそこまで緊張するか?
クールと言うか。
「千里も変なおっさんに話しかけられたのー?」
「変なおっさん……、ああ、西園寺さん?」
「さいおんじって読むの?あれ。俺、にしえんてらだと思ってた」
「………」
吏紀の知能指数は低いらしい。
短い間にそれだけはわかった。
だから、誠が話に耳を傾けないのかもしれない。
「吏紀って、本当にバカー。普通そう読まないだろー」
聖は腹を抱えて笑っている。
そんな聖に何ー!?と言って吏紀は怒っていた。
…騒々しい奴ら。
早く仕事の話聞いて、それからバイト向かいてえんだけど。
そういや、さっき俺を部屋に案内したぽっちゃりした男の姿が見えない。
どこ行ったんだ。
そんな疑問を持ってから、五分ほどした後。
あの男が部屋に入ってきた。
「お待たせしました。社長の元へ案内します」
そいつの顔は心なしか、強張っていた。
何でだ、社長って西園寺だろ?
確かに危ない感じはするけど、そこへ案内するだけでそこまで緊張するか?