妄想彼氏
episode☆1☆
美香の頭のなかだけに存在する甘い甘い生活
situation 彼氏と一緒に下校するとき…
昨日、つまらないことで彼氏と喧嘩した。
あそこで自分が謝ってたら…って後悔してる。
そんなこと考えてると、
時間なんて一瞬だった。
キーンコーンカーンコーンっ
今日の天気予報でゎ傘マークなんてついてなかった。
今から帰るというのにどしゃ降りだ。
「傘、持ってくんの忘れた。
今日、どーやって帰ろうかなぁ…」
いつもなら彼氏に傘ん中にいれてもらうが
そんなこと頼めなかった。
「いいや。
濡れて帰ろう!」
そう決心して帰っていると、
後ろから走っている足音が聞こえた。
「美香!」
その声ゎ彼氏のだった。
「風邪ひくぞ!」
と優しい言葉をかけて、私を傘に入れてくれた。
嬉しかった。
けど、話すことがなくて
二人の間にゎびみょーな空気が流れていたちょうどそのとき、
「昨日ゎ俺が悪かった。ごめん。」
悪いのゎ自分なのに…
美香ゎ何も言わず、彼氏のすぐよこで歩いていた。