幼なじみ恋愛
「あっ。
いたいた・・・悠斗くん!!」


教室を覗いてみると
悠斗くんは
自分の席に座っていた。


「香奈ちゃんどうしたの?」


「もうすぐ俊の誕生日でしょ?
だからプレゼントを
あげようと思うんだけど
俊が欲しいものとか知ってる?」


「うーん・・・
なんだろー?」


悠斗くんは
少し考えてから
パッとひらめいた様に言った。

「俺が考えるより
香奈ちゃんが考えた方が
俊も喜ぶと思うんだけどな~。」


「えっ?なんで?」


「それは秘密ーっ。」


悠斗くんが
いたずらっぽく笑った。

悠斗くん
爽やかだなー。

顔も整ってて
優しいから女子からも
人気があるみたいだし。


ってこんなこと
考えてる場合じゃないしっ。


「そうかなぁ・・・
でもやっぱり
何がいいか思いつかないや」


悠斗くんから
そんな答えが返ってくると
思わなかったから・・・
ちょっと困ったな。


「あははっ。
まだ時間もあるし
ゆっくり考えな?」


「うんっ。
悠斗くんありがとねっ。」
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