幼なじみ恋愛
泣いてる理由なんて・・・


「俊が…グスッ…」


「俺が?」


「好きな人…いるって…ッ…」


「えっ?
俺が好きな人いるって
言ったから泣いてたの?」


私はコクンと頷いた。


「そんなことで泣くなよっ//」

俊は私から離れて
頭を撫でてから
なだめる様な口調で言った。


「じゃあ俺
やっぱ好きな人いないっ!
だから泣くなっ?」


「うん・・・
わかった・・・」


「よしっ!
じゃあまた明日な!」


俊に好きな人いないだなんて
私を泣き止ませるための
嘘だって
わかってたけど・・・


今はこれ以上
俊に心配かけるのが嫌だったから
素直に頷いた。
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