幼なじみ恋愛
「赤くなってるとか・・・
香奈ちゃん可愛すぎー!」
片岡先輩に
ギューっと
抱きしめられた。
「えっ!?
あのっ・・・//」
いきなりのことに
戸惑ってると
すぐに俊の
不機嫌な声が聞こえた。
「ちょっと大ちゃん!!」
「ん?俊どした?」
「あんまり香奈に
ベタベタしないでっ!」
俊は片岡先輩から
私を引き離して
自分の方に抱き寄せられた。
「しゅっ俊・・・
ちょっと苦しいよ?」
あまりにも
強く抱きしめられてて
少し苦しい。
「あっごめんっ。」
俊は慌てて腕の力を
少しゆるめてくれた。
「俺ヤキモチ妬きだから
香奈にちょっかい出したら
いくら大ちゃんでも
本気で怒るからね?」
「わかったわかったっ。」
「絶対だからねっ!」
俊は何度も
片岡先輩に言い聞かせてた。
「わかったって!
香奈ちゃん俊に
愛されてるね~。」
「そうですか?」
少し恥ずかしいけど
そう言ってもらえると
嬉しいかもっ。
「ほらっ!香奈帰ろっ!
じゃあまたね!大ちゃん!」
「またなっ!
香奈ちゃんもバイバイっ!」
「はい!
片岡先輩さようならっ。」
軽く会釈をすると
隣から俊が拗ねたような声で
私の手を引いた。
「ほらっ!帰ろ!」