こちらミクモ探偵事務所5
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呆然としながら、朝御飯を飲み込む四人。
今朝の出来事のせいで、味も何も感じられない。
何も知らないみどりは、ご飯をよそりながら不思議そうな顔をする。
「あれ?紘子は?」
「!」
四人の手が止まる。
しかし、すぐにご飯を食べ始めた。
その様子を、訝しげに見つめる。
「何かあったの?」
「な、何でもないよ!紘子だったら、まだ寝てるよ!」
千尋の笑顔が痛々しい。
みどりは咎めるように彼女に言う。
「そう。じゃあ、起こしてこないとね」
「それはダメ!!」
千尋と羽兎の声が揃う。
いよいよ雲行きが怪しくなってきた。
二人は顔を見合わせ俯いた。