こちらミクモ探偵事務所5
「取り敢えず、俺達の行動を振り返ってみよう。聞き込みはそれからだ」
「了解!」
羽兎がビシッと敬礼をする。
それを見た恵一がクスッと笑った。
「まずは、俺らの方から。
10時頃にシャワーして、その後は部屋でずっとトランプしてた」
「トランプ好きだね」
「やること他に無いからな。それで、11時頃から信夫さんの話してた。
千尋さんが来たのが大体11時半頃だ」
「何で分かるの?」
「そろそろ寝ようかと思って布団敷いてたから」
紘哉は腕を組み、目を閉じた。
思い出そうとするも、色々な思考に邪魔される。
小さくため息をついた紘哉に変わり、恵一が説明を始めた。