秘密の片思い 番外編③
「ところで、愛? そんな格好をして俺を試しているのか? 合わせ目から美脚がチラつて襲いたくなるんだけど?」


今日の愛はパジャマではなく、着物風のローブを身に着けていた。


ローブの下も、サテン素材の短めのナイトドレス。


「試して……る……じゃなくて、誘惑しようかなって」


斜めの場所に座っていた愛は立ち上がると、郁斗の膝の間に立つ。


郁斗は愛の腰を引き寄せ、自分の膝に腰を下ろさせる。


「誘惑しようかなだって? もうすでに誘惑されているんだけど?」


郁斗の長い指がスーッと太腿の内側を撫でていく。


< 71 / 82 >

この作品をシェア

pagetop