秘密の片思い 番外編③
「もう大丈夫だから……」


「ああ……」


郁斗は愛の頬に伝わる涙に口付けた。


そして、顔中にキスを浴びせる。


いや、顔中どころか愛の全身余すところなく……。


******


愛は腰に置かれた郁斗の腕をそっと外し、起き上がった。


うつ伏せで眠る郁斗は少年のようで、気持ち良さそうに眠っている。



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