秘密の片思い 番外編③
「ん……なんだかもったいない夜だから……」


後頭部に郁斗の唇を感じる。


愛は自分を抱き込む力強い腕に頬を寄せた。


「……そうだな」


「あ、でも郁斗は早く寝た方がいいよ」


明日も練習がある。


「愛がいないと眠れない」


肩に熱い唇が触れ、身体の芯が再び熱をもち始める。



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